この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第9章 桜いかだ 其の弐 
 〝え〟と、おれんが眼を見開く。
 この女が俺をずっと待っていてくれた―この日まで待っていたと思うだけで、弥助の中に女への愛しさが迸るように湧き上がる。その想いのまま激情に任せて唇を塞いだ。
 それまで眼を開けていたおれんがまたしても閉じようとする。弥助はそっと女の手のひらに自分の大きな手を重ねた。
 睫が震え、殆ど閉じかけていた瞼がゆっくりと開く。大きな分厚い手と白い小さな手をしっかりと重ね合わせたまま、弥助はそっとおれんの唇から自分の唇を離す。
/924ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ