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花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第11章 四つめの恋花 山茶花~さざんか~ 其の壱
「そりゃ、あんた、フラレたんだよ。大体、落ち着いて考えてごらん、今、何刻だと思ってるんだい。あんたがお督さんと約束したのは八ツ、今はもう四ツだろう? かれこれふた刻も経ってるんだよ? こんな雪降りの中を律儀に待ってるなんて、馬鹿じゃない、あんた」
 お督という女に、千汐は心当たりがある。夜鷹仲間に、そんな歳格好の女がいた。いわゆる美人というのではないが、何となく男好きのする女で、涼しげな眼許にある小さな泣きぼくろが何とも艶であった。
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