この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第11章 四つめの恋花 山茶花~さざんか~ 其の壱
―馬鹿だね。それが手管なんだよ。
 千汐は心でそう思ったけれど、何も言い返さなかった。第一、おつな(お督)は、夜鷹とはいえども、結構上客がついていると評判だ。何とも言えぬ色香を漂わせているところが、男心をグッとそそるらしい。
 おつなは昼間は一軒家を構えて、常磐津の師匠なぞをしながら、夜な夜な辻に立つという一風変わった女だと聞いていた。昼間の仕事もそれなりに繁盛して、大店の娘たちが通ってきているというのに、何を考えて夜鷹なぞをしているのか、千汐には気が知れない。
/924ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ