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花は月明かりに濡れて~四つの恋の花~
第2章  春の夢 其の弐
 慎之助という名は、半月前のあの夜、お須万が何度も口にした名だ。清七の腕の中で身もだえながら、お須万はうわ言のように何度も慎之助の名を叫んだのだ。恐らく、あの時、お須万の眼には自分を抱く男の顔が亡くなった恋しい亭主に見えていたに違いない。
 お須万と慎之助は幼時から親同士が決めた許婚者で、所帯を持ってからは他人も羨むほど仲睦まじい夫婦であったという。すっきりとした面立ちの美男であった慎之助と美人で評判のお須万は並べば、一対の夫婦(めおと)雛のように似合いであったとか。
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