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バカな男に私は夢中
第14章 想い
「....うん..うん、わかってる。..じゃあね。..大丈夫だって。じゃあ切るから。」
私は電話を切ると、まだ寝ている斎藤の元に近づいた。
「..斎藤くん。もう8時だよ。朝ご飯食べにいかなきゃ....」
ゆさゆさ揺らす。
「んぅ....」
ぎゅっと枕を抱きしめ、うっすら目をあけた。
「..百合ちゃん..がいる..」
「バカね..当たり前でしょ?」
寝ぼけ眼な彼が可愛くて、笑って頭を撫でると、気持ち良さそうに目を瞑った。
すると首の後ろに手を延ばし、引き寄せられた。
「きゃあ!」
勢いよく胸に飛び込む。
「..朝から百合ちゃんの匂いがする~」
頭に鼻を押しつけ、息を吸い込み、私が顔をあげると、両頬を引き寄せられた。
「ん..」
ゆっくり舌が入ってきて、中を確認するように歯茎をチロチロなぞられる。