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バカな男に私は夢中
第23章 未来
「それ以上近寄ってみぃ、殺すで?」
後ろから聞こえた声に振り返ると、俊介が呆れた顔で立っていた。
「俊介。」
「な、なんだよっお前っ..」
動揺している店員を無視して俊介が私の肩を抱く。
「百合ちゃん帰ろー?」
「うん。」
「ちょ、僕の姫....」
その言葉に俊介が振り返った。
わかりやすく威嚇する。
「あ?百合ちゃんは俺のお姫様やから気安く話しかけんな。」
「....ははは」
私は空笑いして俊介と店を出た。
(嬉しいようなよくわからない..)