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恋する妻
第5章 新しい下着
「寒ーい!」
部屋に入ると、郁が震える声で僕に叫んでいました。僕たちが家に帰ってきた時、空気の入れ替えで寝室の窓を開けたままにして忘れていました。慌てて窓をしめ、エアコンを入れました。しかし寒さのため、僕たちはしばらくベッドの中で裸のまま抱き合っていました。

「お兄の身体、あったかい…」
「郁は柔らかいな…」
ふたり唇を重ね、お互いの身体を絡めていました。寒さで縮んでいた僕のモノが、少しずつ大きくなっていました。そして僕の手のひらで、郁の乳首もまた固くなっていました。

「やあん、そこ…」
「勃起してる、郁のチクビ…」
「お兄、エッチ!」
郁はそう言うと、僕のモノを優しく握りました。そしてカリの部分を、郁の細い指で刺激しはじめました。僕は思わず腰が動いてしまいました。

「あん…お兄、気持ちいい?」
「うん、いい…郁はどうして欲しい?」
「…入れて」
僕は掛け布団を跳ね上げ、郁の身体の上に乗りました。郁は自分で脚を広げ、僕を受け入れる体勢になりました。エアコンが効いて暖かくなった部屋で、ふたりとも少し汗をかきはじめていました。小さなベッドランプだけの寝室で、郁の白い肌は汗ばみ赤みがさしていました。

「郁、コンド-さんは?」
「さっき出したから、もう遅いよ…」
「できちゃうかも?」
「うん…」
僕はそのまま、郁の中に入りました。郁の愛液と僕の精液の残りなのか、郁のあそこはしっかり濡れていました。温かい粘膜が僕のモノに絡みついていました。郁はすぐに、声を上げはじめました。僕はゆっくりと動きはじめました。

「郁…」
「あっ…うんっ、なにっ?」
「昨日のトナカイ、誰?」
僕の不意な言葉に、郁は一瞬動きを止めました。しかし僕が腰を少し強く動かすと、郁はまた喘ぎだしました。そして多分、郁はトナカイを思い出していました。
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