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恋する妻
第7章 悠と…しちゃった
「看病した次の日…悠、ちゃんと起きててお掃除してた」
郁が10時過ぎに部屋に着くと、悠はもう元気になっていました。そして郁は、悠と一緒に部屋を掃除しました。それが終わると郁が料理、悠が洗濯をしました。

お互いが手伝いながら、本当の姉弟のようでした。小さなアパートの一人暮らしでは、ふたりですれば家事はすぐに終わってしまいました。お昼には早い、まだ11時でした。

「悠、朝はちゃんと食べてた」
前日に郁が作ったお粥やおかずを、悠は朝も食べていました。そしてしっかり、後片付けもしてありました。郁は感心して、悠がさらに好きになっていました。

「それで時間があったから、悠の髪を切ってあげた」
郁は前日から、悠の頭がボサボサなのに気付いていました。ユニットバスに新聞を敷くと、悠を便器の上に座らせました。郁はその日、鋏とバリカンを家から持参していました。それはいつも、僕の髪を切っているものです。

「短くしてあげて、これでいい?って」
さっぱりした悠は、鏡越しに笑顔で郁に頷きました。郁は悠の頭をポンポンと叩き、切った髪を綺麗に落としました。終わると悠が立って床の新聞紙をまとめ、郁がそれを受け取りました。郁はユニットバスを出ると、ごみ箱に新聞紙を捨てました。

「それで悠に、シャワーするよう言ったの」
悠は素直に返事をすると、着ていたTシャツを脱ぎました。しかし郁の姿を見ると、Tシャツだけを目の前の洗濯機に投げ込み、ユニットバスの扉を閉めました。郁はすりガラス越しに、悠がズボンを脱ぐ姿を見ていました。郁の中に、母性と異性が同時に現れました。それはもう、後戻りできないものでした。

「悠に…洗ってあげようかって、声を掛けた…」
「それがふたりの始まり?」
「うん…でも、お姉も濡れちゃうよって」
扉の向こうで裸になった悠は、少し戸惑った声で返事をしました。

「だから…悠にTシャツを借りて…」
バッグからヘアゴムを出すと、郁は手首に巻きつけました。そして悠が脱いだばかりのTシャツを洗濯機から取り出すと、服を脱ぎました。大きな悠のTシャツは、ジーンズも脱いだ郁の下半身まですっぽり隠しました。長いTシャツの裾から、郁の細い大腿が覗いていました。全身に悠の匂いを纏い、その匂いを胸いっぱいに吸い込むと、郁は意を決してすりガラスを開けました。
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