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恋する妻
第11章 寝取られに…
「お兄が来た時と同じだよ…」
そう言って郁はスカートをめくりました。以前見た薄いシースルーの紐パンを履いています。違うのはもう、透けて見える陰毛がないだけです。

「…じゃあ、報告!」
明るく言うと、郁はベッドに飛び乗りました。そして僕の横に寝転ぶと、手にしたスマホを手渡しました。

「ピンは○○○○」
それは悠の誕生日でした。ロックが外れ画面が現れました。寝る前に見た裸の郁が微笑んでいます。写真ファイルはちょうど、郁の白い華奢な肩の上にありました。

「まず、これを見て…」
一言だけ言うと、郁が横からファイルをタップしました。そこにはたくさんのアルバムがありました。そして『お気に入り』と書かれたアルバムを、もう一度タップしました。

「昨日の…?」
「そう、昨日のセックス…」
快感にあえぐ郁の表情が、アップで写っています。僕は思わず指を動かし、次の写真を見ました。そこには悠のものが、郁の毛のないあそこに刺さっています。もちろん、ゴムはありません。

「郁、ゴムはなし?」
少し震える声で、僕は訊ねました。郁はコクンと頷き、ないよ…と小さく答えました。僕は次々と指を動かし、郁と悠のセックスに見入っていました。

郁は僕の足元に身体をずらし、フェラをしています。すると全く同じ構図の写真がありました。そして僕は同じように上半身を伸ばし郁のスカートをめくると、紐パンを外しました。サンタの格好をした郁は、背中を反らし白いお尻を晒しながら悠の長いものをフェラしています。その視線はカメラを見つめていました。今、同じようにスマホを眺める僕を見つめています。僕は快感と嫉妬を感じながら、写真をスライドし続けました。

「郁、全部見ていい?」
その言葉で郁は口を離し、再び僕の横に寄り添いました。そして全てを覚悟したように、小さく頷きました。

「じゃあ貸して…」
小さな声で僕からスマホを受け取ると、その華奢な指で操作しました。気のせいか僕にはその指が、少し震えて見えました。

「お兄、もっともっと興奮したいでしょ?」
その時郁は、僕の欲望をすべて理解していました。

「あたしの秘密…」
そう言うとスマホを僕に見せました。そこには写真のサムネイルが並んでいます。そしてサムネには、裸の郁と悠の愛の交わりが続いていました。
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