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こころから
第33章 久美子16
「めっちゃ出たみたいです。すごい気持ちよかった」

 声にも満足感が滲んでいた。
私でそんなに気持ちよくなってくれるなんて嬉しい。
ありがとうの気持ちが溢れてきて、
でも言葉にするのは違うので、
私は直人くんの肩に噛みついた。
痛い痛いと言いながら、
でも直人くんはちゃんと気持ちをわかってくれているみたいで、
私の頭を良い子良い子してくれた。
うんと年下の直人くんの前で、
私はすごく甘えん坊になる。
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