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第35章 久美子１７

　本気で嫌だと思ったのは最初だけだった。

　それも、最初の一瞬だけ。
触れられる一瞬前に、
直人くんが触ろうとしているのがお尻の穴だとわかった。
わかるとほぼ同時に触られて、
そのほんの僅かな間だけ、嫌だと思った。
嫌悪感はすぐに戸惑いに変わり、
じわりと焦燥感に襲われた。

　背筋がぞわっとして、
変なところを触られて気持ち悪いはずなのに、
キスしながらお乳を触られているせいで、
一歩間違えると気持ちいいと感じてしまいそう。
さらに追い討ちをかけるように、
直人くんのちんちんに気持ちいい内側を擦られ、
まだ快感の抜けきっていなかった体はすぐにまた反応し始めた。