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少女監禁 罠に堕ちる女
第8章 宗一の旅立ち

家出した彼女を追いかけて
連れ戻す?
ふん!やっぱり高校生の考えることだな
世の中、そんなにうまく事が運ばないってのを
理解していないから青二才と呼ばれるんだ。
健太郎は由里子を送り届けて
自宅に向かう車内で
そんなことを考えていた。
まあ、惚れてしまった愛人の息子のためだから
少しばかりの援助をしてやらなくもないが…
どうせ、二,三日で
スゴスゴと帰ってくるのがオチだろうから
5万円ほど握らせておけば充分だろう。
由里子にも少しは顔が立つし
恩を売っておいて損はない。
これから先も由里子と付き合っていくならば
多少の出費など安いものだ。
しかしまあ、
家出した女の家族は何をしているんだろうねえ
案外とネグレクトで
娘が家出したことさえ
気づいていなかったりしてな
健太郎が家に帰りつくと
家は灯りさえついておらずに
真っ暗だった。
「おいおい、聡子のやつ何をしてるんだ?
まったく、夏休みだからと遊び呆けていると
悪い男に引っ掛かるぞ」
そんなことをブツブツ言いながら
玄関を開けて室内の明かりを灯す。
「おい、聡子!いないのか?」
まったく、しょうがないな
台所も散らかったままだ。
どうやら妻の綾乃さえ、
ろくに帰宅していないのだと
その現状を見て理解した。

