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My Godness~俺の女神~
第14章 ♣永遠の女神♣
数通ある手紙は三通が網元宛のもの、二通が眞矢歌宛て、最後の一通が悠理宛てになっていた。
「俺に手紙なんて来るわけないのにな」
悠理は首をひねりながら、何げなく縦長の白い封筒を裏返す。差出人の名を見た瞬間、彼の端正な顔が強ばった。〝片岡柊路〟と記憶にある几帳面な字が並んでいた。
悠理は家の中に入り、二階の自室に駆け上がった。封を切るのももどかしい。手が震えてなかなか開けられず、何度か失敗して漸く開けることができた。