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My Godness~俺の女神~
第3章 ♯Vengeance(復讐)♯
悠理は自棄のように頷き、立ち上がった。ふらつく脚で部屋を横切り、隣の小さな板敷きのスペースに行く。そこが流し場のあるスペースで、いわば台所の役割を果たしていた。二人が暮らしたのは、この六畳の和室と三畳ほどの板の間二つきりの木造平屋建てのアパートだった。
それでも、悠理は幸せだったのだ。早妃さえ、側にいてくれれば。
悠理は小さな冷蔵庫を開け、新しい缶ビールを取り出す。そのままプルタブを引き抜き、一気のみしようとしたところを脇から柊が奪い取った。
それでも、悠理は幸せだったのだ。早妃さえ、側にいてくれれば。
悠理は小さな冷蔵庫を開け、新しい缶ビールを取り出す。そのままプルタブを引き抜き、一気のみしようとしたところを脇から柊が奪い取った。