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My Godness~俺の女神~
第1章 Prologue~序章~
「悠理クンに逢うから、新しい香水つけてみたんだけど、どうかしら?」
上目遣いにあからさまな媚を含む眼で掬い上げるように見つめられ、俺は顔が引きつりそうになるのを必死で堪えた。ひと月前に付けてた香水の方がまだマシだったよ、とは口が裂けても言えない。
俺はできるだけ笑顔が自然に見えるように祈りながら言った。
「この前のも良い感じでしたけど、今日のはまた格段に良いですね。何かこう、花の香りをイメージさせるようで」