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My Godness~俺の女神~
第3章 ♯Vengeance(復讐)♯
「本当に申し訳ありませんでした」
この男の顔を見れば、同じ科白を口にするしかない。しかし、悠理はそれには何の反応も示さなかった。
と、突如として大声で叫び始めたのだ。
「皆さん、この女は十日前、F町の住宅街で人を撥ねたんですよ。妊婦を車でひき殺した人殺しなんです。そんなヤツが何の罰も受けないで、こうしてのうのうと陽の当たる道を歩いてるなんて、おかしいと思いませんか?」
「―!」
流石に実里も声がなかった。