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My Godness~俺の女神~
第3章 ♯Vengeance(復讐)♯
どこからか赤ん坊の泣き声が聞こえてきて、実里は赤児を探し回っているのに、見つからない。実里の回りには一面ミルク色の靄が立ちこめていて、実里は際限なく赤児を探し続けなければならなかった。
夢の中を漂いながら、実里は泣いていた。
―赤ちゃん、私の赤ちゃんはどこなの?
実里の中に、あの儚く亡くなった女性―溝口早妃の浮かばれない魂が入り込んでしまったのだろうか。
実里は紛れもない我が子を探すように、涙を零し、いなくなった赤ん坊を探していた。
夢の中を漂いながら、実里は泣いていた。
―赤ちゃん、私の赤ちゃんはどこなの?
実里の中に、あの儚く亡くなった女性―溝口早妃の浮かばれない魂が入り込んでしまったのだろうか。
実里は紛れもない我が子を探すように、涙を零し、いなくなった赤ん坊を探していた。