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My Godness~俺の女神~
第4章 ♯Stalker(忍び寄る影)♯
部長は机の表面を弾くのを止めると、今度はすっかり薄くなった頭髪を掻いた。
―まあ、君がそこまで言うのなら、理由を話そう。入倉君、最近、君は自動車事故を起こしたそうだね。
刹那、実里の身体が硬直した。
―君もまさか、この私がそのことを知らないと思っているわけではなかろう。私だけではなく、社員全員が知っていると言っても過言ではないはずだよ。
部長は実里の顔色が白くなっているのを見、ゆっくりと頷いた。