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My Godness~俺の女神~
第4章 ♯Stalker(忍び寄る影)♯
だが、この場で別離を切り出すつもりがない以上、ここは二人の関係を波立たせるような言動は慎むべきだ。
よほど〝今夜はもう結構よ〟と言おうとしたが、思い直して微笑んだ。
「ありがとう。それでは、お言葉に甘えて―」
メニューを開いたまさにその瞬間、店の入り口がざわざわとざわめくのが耳に入った。
次いで罵声が聞こえてくる。
ふいの侵入者が何やら喚いているようだが、奥まったここまでは詳細は判らない。