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My Godness~俺の女神~
第5章 ♯Detection(発覚)♯
「まあ、聞きたまえ。僕は君のことをかえって気の毒だと思っているんだよ。四月頭に起こった事故については、本当に万が悪いとしか言えなかったからね。あれはたまたま起きたものだ。亡くなった女性を轢いたのは君ではなくて、僕だったかもしれない。あの事件の後、君の進退についてとやかく言う管理職もいないでもなかったが、僕は社内の人事を一手に扱っているという立場から、君の辞職にいては一切あり得ないと押し通した」