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My Godness~俺の女神~
第6章 ♯Conflict(葛藤)♯

「実沙さんもご心労が絶えませんね」
「ああ、そう言って判って貰えるのは悠理クンだけね。亭主は言うのよ。好きになってしまったものは今更どうしようもないんだから、諦めろですって、冗談じゃないわ。私はあんな破廉恥な女、藤堂家の嫁にだなんて、絶対に認めませんからね」
実沙がピンクのスーツのポケットからシガレットケースを取り出す。もちろん、これもブランド物だ。煙草を一本摘んで銜えるのに、悠理はさっと脇からライターを出して火を付けてやった。
「ああ、そう言って判って貰えるのは悠理クンだけね。亭主は言うのよ。好きになってしまったものは今更どうしようもないんだから、諦めろですって、冗談じゃないわ。私はあんな破廉恥な女、藤堂家の嫁にだなんて、絶対に認めませんからね」
実沙がピンクのスーツのポケットからシガレットケースを取り出す。もちろん、これもブランド物だ。煙草を一本摘んで銜えるのに、悠理はさっと脇からライターを出して火を付けてやった。

