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My Godness~俺の女神~
第6章 ♯Conflict(葛藤)♯
今更、どうして、溝口悠理が自分の前に現れたのだろう。まさか、まだ復讐が足りないと実里をどうにかするつもりで?
実里は烈しい驚愕と怯えを滲ませ、ぶるぶると震えた。
こんな卑劣な男の前では毅然としていたいのに、情けなくも声まで震えてしまう。
「わ、私をどうするつもり?」
「少し話がしたい」
悠理の態度は少なくとも外見上は穏やかだ。しかし、それが単なる見せかけだけでないとは、どうして言えるだろう?