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My Godness~俺の女神~
第7章 ♯Pray(祈り)♯

それから一時間余り、彼は大切な二人の顔を心ゆくまで眺めた。心の中に永遠に灼きつけるように、しっかりと刻み込むように。
これで悔いはない。思いがけず、初めての我が子の誕生にも立ち会うことができた。
実里の顔色は依然として紙のように白く、血の気はなかったけれど、表情には女の大役を成し遂げた安堵のようなものが浮かんでいる。
実里の額には汗で髪が貼り付いていた。それが、たった今、彼女が終えたばかりの女の闘いの厳しさの名残を伝えている。
これで悔いはない。思いがけず、初めての我が子の誕生にも立ち会うことができた。
実里の顔色は依然として紙のように白く、血の気はなかったけれど、表情には女の大役を成し遂げた安堵のようなものが浮かんでいる。
実里の額には汗で髪が貼り付いていた。それが、たった今、彼女が終えたばかりの女の闘いの厳しさの名残を伝えている。

