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My Godness~俺の女神~
第9章 光の輪の中の天使【番外編】
 夏の訪れを予感させる陽射しが少し湿った地面に光の輪を描いている。ほのかに水気を含んだ土は、しっとりと潤い、雨上がり特有の清々しい匂いをひっそりと発散させていた。
 実里(みのり)はアンティーク調の簡素な木製ベンチに座り、うつらうつらと浅い微睡みにたゆたっていた。雨上がりの梅雨の昼下がりは、薄手のコットンのワンピースだけでは少し肌寒い。こんなことなら、やはり家を出がけに上にカーディガンを羽織ってくれば良かったと少しだけ後悔する。
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