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My Godness~俺の女神~
第9章 光の輪の中の天使【番外編】

今日は日曜で、柊(しゆう)路(じ)の仕事も休みだしということで、娘の理乃を連れて電車のちょっとした旅を楽しむことにしたのだ。無人駅の改札を過ぎると、すぐにこの公園が眼についた。柊路は初めて訪れる町が珍しくて仕方ないらしく、漁港までちょっと脚を伸ばして見てくると言って、行ってしまった。
それほど遠くでもないのに、まだ一度も来たことのない町は、そこはかとない郷愁を漂わせる港町だった。海の近くのこの小さな公園にも、かすかな潮の香りが漂ってくる。
それほど遠くでもないのに、まだ一度も来たことのない町は、そこはかとない郷愁を漂わせる港町だった。海の近くのこの小さな公園にも、かすかな潮の香りが漂ってくる。

