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My Godness~俺の女神~
第12章 【喪失、そして再生~ここではないどこかへ~】♣海の女神♣
それでも、悠理は早妃と実里が似ていると思ったのだ。そう、容貌などではなく、魂の奥深い部分に、あの二人には共通しているものがあった。優しさとか、折れそうに脆く見えるのに、存外にしなやかな強さを持っているとか、何があっても、凜として人生に立ち向かおうとする一途さ。
ちょうど、悠理の部屋で見た、誰が活けたとも知れぬ純白の花のように、たおやかでいながら凜として前を向いている。そんな佇まいが二人の―いや三人の女たちにはあった。
ちょうど、悠理の部屋で見た、誰が活けたとも知れぬ純白の花のように、たおやかでいながら凜として前を向いている。そんな佇まいが二人の―いや三人の女たちにはあった。