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My Godness~俺の女神~
第12章 【喪失、そして再生~ここではないどこかへ~】♣海の女神♣
「いや、片付け大変そうだから、良かったら、俺も手伝おうかなと思って」
「結構です。これくらい、いつも一人でやってることだから」
声自体は可愛らしいが、言うことは可愛くない。やはり、早妃や実里に似ていると思ったのは自分の気のせいだったのだろう。悠理がかつて愛した女たちは、こんな風にかわいげも愛想の欠片もない女ではなかった。
「判った。もし、手伝えることがあるなら、いつでも遠慮なく言って」
悠理はそれでも穏やかに言い、踵を返した。
「結構です。これくらい、いつも一人でやってることだから」
声自体は可愛らしいが、言うことは可愛くない。やはり、早妃や実里に似ていると思ったのは自分の気のせいだったのだろう。悠理がかつて愛した女たちは、こんな風にかわいげも愛想の欠片もない女ではなかった。
「判った。もし、手伝えることがあるなら、いつでも遠慮なく言って」
悠理はそれでも穏やかに言い、踵を返した。