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My Godness~俺の女神~
第12章 【喪失、そして再生~ここではないどこかへ~】♣海の女神♣
「お前は顔が良い。ここいらでは滅多に見かけることはないほどの上男だ。その面子では、さぞかし女を泣かせてきたんだろうくらいのことは、朴念仁のわしにも判る。悠理―とかいったな。悠理よ、人の生き方というのは自ずとその人間の雰囲気、印象となって相手に伝わるものだ。良い加減な生き方をすれば、それが見る人には判る。逆に、しっかりと芯のある生き方をしてくれば、対する相手に安心感や信頼といったものを感じさせる」