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My Godness~俺の女神~
第12章 【喪失、そして再生~ここではないどこかへ~】♣海の女神♣
「ごめんなさい!」
眞矢歌が慌てて駆け寄ってきて、小さな手が悠理の頬に触れた。
「良いよ、俺の方が悪いんだ。眞矢歌さんをちょっとからかい過ぎた。ごめん」
「痛かったでしょう? ああ、こんなに紅くなってる」
眞矢歌はまた泣きそうになっている。
それにしても、眞矢歌の手の何と小さくて可愛らしいことだろう! 更に、触れられた部分から冷たい心地よさがひろがってゆくようだ。