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My Godness~俺の女神~
第13章 ♣海ほたる舞う夜♣
心が伴わなければ、無理強いしたって意味はない。そのことを、悠理は誰よりも身をもって知っている。
七月から八月にかけての今の時期、この浜辺からは海ほたるを眺めることができる。今、この瞬間も前方の海が淡く発光している。それは例えるなら、水の中でネオンが輝いているように見えた。いや、ネオンなどという人工的なものではなく、もっと自然に近いもの、海の中で宝石が煌めき輝いているような、水そのものが光っているような眺めだ。