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My Godness~俺の女神~
第13章 ♣海ほたる舞う夜♣
「私の方が八つも年上なのよ? 幾ら私があなたを好きだと思っていても、はい、そうですかと言えるものではない。そのことは判るでしょう」
まるで駄々っ子を宥める口調で諭され、悠理はついカッとなった。
「八つくらいの歳の差がどうだっていうんだ? 世の中にはもっと歳が違う恋人や夫婦だっているじゃないか」
「確かにそう、あなたの言うとおりね。でも、私があなたの期待に応えられないのはそれだけが理由ではないってことも判るはずよ」