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嫌いな男
第19章 アオイ
「青井翔子です、よろしく
お願いします」

頭を下げると、センター長の脇野と事務員の高梁葵が拍手する。

「アオイ同士、仲良くしてね♪」
葵は翔子より1つ年上の、
人懐っこい女性だった。



翔子が働くことになったのは
公立の青少年センターである。
産休に入った事務員の代用なので正職員ではないが、無職よりはいい。




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