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嫌いな男
第20章 須藤
「はあ?」

狙い通り、携帯をプッシュしようとしていた須藤の指が止まる。

「私、貴方みたいな男性が好きなんです。葵さんみたいに男を見る目のない人のことは忘れて、私とつき合ってくれませんか?」


翔子は出来る限り甘えた声を出してみた。



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