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嫌いな男
第3章 再会(翔子)
ふいに翔子から身を離し、強羅は腕を組んで彼女をじっと見つめる。


(…自分から脱いで誘えってことね)


あくまで『自分は脅迫も強要もしていない』という立場を貫きたいのだろう。

この場所を指定された時に、こうなる予感はしていた。

(こんな予感、当たらなくていいのに…)


翔子は強羅に背を向けてブラウスのボタンを外し始めた。


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