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嫌いな男
第22章 プレゼント
その時、大きな足音をたてながら強羅が寝室へ戻ってきた。
その顔を見て翔子は悲鳴をあげて駆け寄る。

「どうしたの、その顔!?」

左頬は腫れ上がり、唇の端が切れて血が滲んでいる。

「これが現実だって事を確かめてきたんだ」


強羅は翔子を強く抱き締めた。



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