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嫌いな男
第23章 新しい関係
翌年の2月半ばの土曜日、ようやく翔子の離婚成立から6ヶ月が過ぎた。
待ちきれない強羅は記入済みの婚姻届を持って、市役所が開くのを待っている。
「何も朝一番で出さなくてもいいんじゃない?」
隣で翔子は呆れ顔だ。
「いや、一刻でも早く出して
翔子をカミさんにしたい」
翔子の手をギュッと握る。
「そんで早く帰って、翔子と生でヤッて中出ししたい」
耳まで赤くなった翔子は強羅の手を振りほどいて、彼のカーキ色のセーターに包まれた胸を拳で叩いた。