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第1章 Ｓさん

「ましろさんみたいに若くて可愛いママさんに
男として見てもらえるなんて ほんと嬉しいよ」

「いやいや…全然可愛くな…」

「そうだ！
大会は終わっちゃったけど、
俺 チーム組んでて 普段も練習してるから、
よかったら練習に顔出してみない？」

慌てて否定しようとした
わたしの言葉を遮っての誘いに
なぜかわたしは フッと笑ってしまった。

「わたしみたいな初心者が参加して
いいんですか？」