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365days 妄想恋愛中
第1章 Sさん
信号待ちになったのに、
前を向いたままのSさん。
「それも冗談ですか?
からかいすぎですよ、もう。
それに わたし そんな顔赤くなったりして…」
やっとの思いで笑顔をつくって
明るく返そうとした その時
前を向いたままのわたしの視界は
Sさんの顔で遮られた。
唇には 温かくて柔らかい感触。
数秒後 すぐに視界は開けて
光る青信号が目に飛び込んでくる。
「お、青になってた」
そう言って 前を向き、
少し笑顔でアクセルを踏み込んだSさん。
わたしの体中に ドクドクと
心臓の音だけが響いていた。
前を向いたままのSさん。
「それも冗談ですか?
からかいすぎですよ、もう。
それに わたし そんな顔赤くなったりして…」
やっとの思いで笑顔をつくって
明るく返そうとした その時
前を向いたままのわたしの視界は
Sさんの顔で遮られた。
唇には 温かくて柔らかい感触。
数秒後 すぐに視界は開けて
光る青信号が目に飛び込んでくる。
「お、青になってた」
そう言って 前を向き、
少し笑顔でアクセルを踏み込んだSさん。
わたしの体中に ドクドクと
心臓の音だけが響いていた。