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第8章 　スワッピング

「和樹とサチはセックスを週に何回するんだい？」
「え？」

そう言うと和樹もサチも答えられなかった。
とても恥ずかしかったのだ。

サチは飲みながらうつむいて顔を赤らめていた。
和樹は黙ったままだった。

ジョンは尚も話始める。

「別に恥ずかしがることじゃないだろう？なぁ、メアリ…」
「そうよ、別に恥ずかしがることはないわよ」

そうメアリはサチと和樹に言うのだった。

「僕たちは毎日のように愛し合ってるよ…」
「そ、そうなんですか？」

和樹がこう話を返した。

「ところで、二人はスワッピングの経験はあるのかぃ？」
「え？スワッピングですか？」

和樹が驚いたようにそう聞いたのだった。

スワッピングとは2組もしくは3組の夫婦とパートナーを交換して行うセックスの事だった。

サチはこのスワッピングに少し憧れていたのだ。
和樹が見ている前で別の男性とセックスをするという行為が刺激的だと思っていたのだ。

しかし、和樹はサチが他の男性とセックスしている姿を想像できなかった。
サチをとても愛していたし、大切に想っていたからだった。

ジョンが聞いてくる。