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生きること、思うこと
第329章 検査結果

内心、内科に行かないといけないのか。
そう思ったのですが、今の時期、風邪やインフルの患者さんで内科は混んでいるだろう。
そんな事を考えると行く気も萎えてしまいました(笑)
1.12と言う値は、過去にも出ていたのです。
良く考えてみると、私は若い頃から腎臓が余り丈夫ではなかった様に思います。
30代の頃、余りにも体調が悪いので鍼灸院に通っていたことがありました。
その時も、鍼の先生にこう言われていたのです。
「織作さんは、腎臓がちょっと弱いかも知れませんね?」
「そうなんですか?」
私はそれを聞いて少し驚いてしまいました。
すると、鍼灸師の方はこう言うのです。
「ええ、少しだけですけどね、腎臓のツボに止め鍼をしておきますね…」
止め鍼とは置き鍼とも言われていて、シール鍼などと呼ばれている貼るタイプの鍼の一種です。
その置き鍼をいつも腎臓のツボに貼って貰っていたのです。
多分、内科に行っても「今すぐに何か処置をしなくてはならない値ではない…」と言われると私は思っていたのです。
整形で先生と話しをして、いつものビタミンDのお薬を処方されて病院を後にして、薬局へと行きました。
そこで、薬剤師さんからこんな事を言われました。
「今日は検査結果とか聞きましたか?」
「はい、聞きましたが、腎臓の値が良くないと言われて…」

