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生きること、思うこと
第343章 網戸

「分かりました、調べて折り返しお電話しますので連絡先を教えて頂けますか?」
そう言うので私は自分の携帯番号を教えたのです。
多分、直ぐにはやって貰えないだろうと思っていました。
待つ事20分くらいでしょうか。
不動産屋さんから電話が掛かって来ました。
「ドリーム不動産ですが、織作さまでしょうか?」
「はい、織作ですが…」
「網戸の張替えの件ですが料金は6,000円で、今日の夕方4時頃に網戸の回収に伺いたいのですが大丈夫ですか?」
私は思わず「え?」と思ってしまいました。
こんなに早く来るとは思っていなかったからでした。
「はい、大丈夫です…」
「あぁ、良かったです、今日持ち帰って明日の朝10時にお持ちしますので…」
「そんなに早いんですか?」
「はい、明日には張替えた物をお持ちします…」
「なら、お願いします…」
こうして、電話をしたその日に網戸を引き取りに来てくれることになりました。
夕方の4時頃に不動産屋さんと一緒にサッシ屋さんがやってきました。
ベランダの網戸を引き取って貰いました。
「では、明日の10時前後に伺いますので…」
「はい、分かりました、よろしくお願いします…」
そんなやり取りがあり網戸はサッシ屋さんに運ばれてゆきました。
何となく網戸が無くなった窓は外から丸見えだと感じてちょっと不安になりました。

