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生きること、思うこと
第44章 思い
と、思うことが悩み苦しみから解放される一つの道かもしれません。
私は最近、長年の付き合いがあった友人と口論になり、別れてしまいました。
やはり、私はその友人を自分の思い通りにしたいと思っていたのです。
同じく、友人も私のことを自分の思い通りにしたいと思っていたのです。
誰も、他人を自分の思い通りにすることはできません。
自分の過去と他人は変える事はできないのです。
相手の個性を尊重し、相手を受け容れることで自分が一番楽になれるのだと思うのです。
どのような相手でも、その人のありのままをただ「ありがとう」と受け容れれば良い様です。
家族のしがらみ、恋人とのしがらみ、友人とのしがらみ、親子のしがらみ。
しがらみとは「拘束」です。
思いはたくさんあります。
思いとは「執着心」です。
そのしがらみや執着心から解放されない限り本当の真理にたどり着けないと思ったお釈迦様は家族や友人から離れて出家したのでした。
そしてお釈迦様は「この世の苦とは思い通りにならないことである」と悟ったのです。
お釈迦様は「受け容れることが楽になることであり、自分の思い通りにしようと思うから、悩み苦しむのですよ」ということを2,500年前に見通したのでした。
お釈迦様は本当に凄い人だと思います。
私はまだまだ「思い」を捨てることができません。
だから、悩み苦しむのです。
「思い」は「重い」のですね(笑)
もっと楽に生きられないだろうか…と、思う今日この頃なのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。