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生きること、思うこと
第128章 タッチパネル

そのご年配のご婦人は店員さんの助けもあり、無事に注文ができました。
注文出来て良かったと思った私でした。
私は、野菜がたっぷりと食べたかったので“野菜たっぷりタンメン”を注文しました。
待つ事数分。
野菜が山盛りになっているタンメンが運ばれてきます。
その野菜の多さにちょっとビックリした私でした。
「こんなに沢山食べきれるだろうか…」
ちょっと不安になったのは言うまでもありませんでした。
ゆっくりと野菜から食べてゆきました。
出来立てで熱々なのです。
野菜を食べるだけでも時間が掛かりました(笑)
そんなにゆっくり食べてたら麺が伸びちゃうよん(笑)
そう思いながらも食べていました。
野菜を大方片づけて麺を食べ始めました。
麺もかなり多めに入っています。
これで普通盛りなのです。
多分、凄く時間を掛けて食べていたと思います。
ようやく無事に?食べ終わりました。
その頃にはお腹はいっぱいです(笑)
タッチパネルには「お帰りの時には“お会計”を押してください」
と、書かれてありました。
その“お会計”を“ポチ”と押しました。
そして、支払いをカードで済ませて店を出たのです。
あれだけの量で570円とはなんと安い事か!?
でも、なんでもかんでも機械化されるってどうかなぁ。
と、思うのは私だけでしょうか。
これから先、お年寄りの方にはとても住みにくい世の中になるように感じます。
便利さを追求するあまり、とても大切なものを忘れてしまっている様に思うのです。
これから先は高齢者の方が多くなります。
もう少し、高齢者の方に優しい社会になって欲しいな…と、思う今日この頃なのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

