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生きること、思うこと
第238章 ピアス

「私の会社の上司が非常に厳しい…」
「私の夫が毎晩深酒をして夜中にしか帰って来ない…」
「私の姑がいつも私にキツく当たる…」
などなど、この世には自分の思い通りにならないことが沢山あります。
しかし、よく考えてみると、みな自分自身の事ではないのです。
「どうしたら、他人を自分の価値観に合った人にして思い通りにできるのか…」
それで、悩み、苦しんでいる様に思えるのです。
「自分の過去と他人は変えられない」のです。
では、どうしたら良いのでしょうか。
一番簡単な事は「自分が変わること」かも知れません。
「思い通りにしようとしないで、受け容れる…」そして、感謝してありがとうという事かも知れません。
ただ「自分がどう生きるのか(悟るか)」だけだと思うのです。
他人がどう生きているのかは問題ではない様な気がします。
毎日心穏やかに、笑顔を絶やさずに夫に接していたら、毎晩深酒をしていた夫が、優しく穏やかになった妻の元に早く帰りたいと思うかも知れません。
上司にいつも厳しく指導してくれてありがたいと感謝をしていたら、上司はそれに対して同じように自分にも感謝をして優しい言葉をかけてくれるようになるかも知れません。
姑にも、いつも感謝をしていたら、自分の気持ちも穏やかになり、それが姑にも伝わり姑も優しい言葉をかけてくれるかも知れません。
宇宙の法則として「投げかけたものが返って来る」というものがあります。
「愛するものは愛される・許すものは許される・裁くものは裁かれる…」
そう、聖書にも書かれてあります。
単純に「投げかけたものが返って来る」のであれば、肯定的なことを投げかけたいと私は思うのです。
憎しみを憎しみで返すのではなく、優しく慈愛の気持ちを投げかけたいと思うのです。
「受け容れる」とは実際にはとても難しいことかも知れません。
ですが、「ありがとう」という気持ちを忘れたくはありません。
ありがとうと言い続けていれば、ありがとうと言う言葉に自然と囲まれるのかも知れないのです。
ありがとうと感謝して受け容れることが、実は一番ラクに生きられることなのかも知れません。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

