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生きること、思うこと
第275章 七夕

「うん、今、犬の介護で忙しくて…」
「そうなんだ…」
そんな会話をしていました。
姉はどうやら私には怒っていない様でした。
でも、LINEはブロックしたままです。
多分、姉はLINEをブロックしていることも忘れている様でした(笑)
ま、LINEの件は話さずにそのままにしておこうと思いました。
姉も年齢が年齢なのでLINEを使う事をためらっていた様なのです。
何はともあれ、電話に出てくれた事に感謝でした。
妹のことも聞いてきました。
「美子の所の子供も大きくなったのよね?」
「うん、もうみんな20歳過ぎたよ…」
「じゃ、もう直ぐ孫の顔が見られるのかな?」
何と、まだ20歳になったばかりです。
それに妹のところの子供はまだ大学生です。
結婚なんてまだまだ先だと思っていました。
でも、姉は孫のことを気にしているのです。
私たちの母が早くに亡くなっているからでしょうか。
姉は母の様な気持ちでいるのかも知れません。
「孫が出来るのが愉しみだわ…」
そんなことを話していました。
無事に連絡がつき、“お誕生日おめでとう”と言えて良かったと思っています。
折角、両親が産んで育ててくれた大切な姉妹です。
仲良くしたいと思うのは私だけでしょうか。
お誕生日には“おめでとう”といくつになっても言いたいのです。
「じゃ、毎日暑いから美月も身体に気を付けてね…」
「姉さんもね…」
そんな会話をしてから電話を切りました。
姉妹とは良いものだと思うのです。
これから先も、お誕生日はお祝いしたいな…と、思う今日この頃なのです。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

