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生きること、思うこと
第294章 随喜功徳

それと同時に納得もしたのです。
他人の喜びを一緒になって自分の事の様に喜んであげる。

ただ、それだけで「徳」が積めるのです。
その「徳」はやがては自分の元へと帰って来るでしょう。

仏教の教えの中に「因果応報」という言葉があります。

簡単に言えば、善い行いをすれば善い報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがあるという意味です。

この因果応報から言えば「随喜功徳」とは正に善い行いであると言えるのです。
ただ、他人の喜びや幸せを一緒に喜ぶだけで良いのです。

一緒に喜んでくれた人は益々、喜び幸せを感じる事ができます。
そして、自分自身も喜び幸せを感じる事ができるのです。

お釈迦様はこの「随喜功徳」という行いを仏教の教えの中でも最も楽に愉しくできる行いだと言っています。

ただ、一緒に自分以外の人の喜びや幸せを自分の事の様に喜んであげればそれで良いのですから。

何も、深く考える事はないと思います。
自分の幸せだけを喜ぶのだけではなく他人の幸せを喜ぶことで相手は幸せを感じられることが出来るのです。

喜んでいるあなたを、喜んでいる私。
喜んでいる私を、喜んでくれるあなた。
喜ぶだけで徳を積む。

それが「随喜功徳」なのです。
今日から他の人の幸せや喜びを共に喜んでみてはどうでしょう。

それはきっとあなたを幸せな気持ちにさせ、幸せを運んで来てくれると思うのです。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。


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