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生きること、思うこと
第298章 タイトル

私は、なんちゃってクリスチャンですが(笑)
三浦綾子さんが書かれる作品はどれもキリスト教の教えに関する内容がとても多いのです。

それに、最後はとても哀しいのです。
どこか、考えさせられ哀しみを感じるのです。

『氷点』に関して言えば、妻夏枝の浮気が原因で実の娘のルリ子が殺されてしまいます。
それを知った夫の啓造が復讐心に任せてルリ子を殺した犯人の娘を引き取り育てるのです。

その子供が陽子でした。
陽子は自分が殺人犯の娘とは知らずに育ってゆきます。

しかし、ある時、夏枝は陽子がルリ子を殺した犯人の娘である事を知るのです。
そこから陽子に対する夏枝の執拗なまでの意地悪が始まるのです。

陽子は夏枝からの意地悪にも負けずに「私は絶対にこの様な人(夏枝)にはならない」
そう、心に誓い生きてゆくのですが、夏枝から「ルリ子を殺したのはあなたの父親なのよ」

そう言われてしまうのです。
今まで自分は正しいと思い生きて来た陽子は自分の中にも「原罪」があるのだと気づくのです。

そして、ラストで陽子は自殺してしまうのです。
ここまでが『氷点・上』です。

続きがあるのですが、長くなるのでやめます(笑)
かなりヘビーな内容ですよね。

自分の子供を殺した殺人犯の娘を引き取り育てるのですから。
それは、啓造の夏枝に対する嫉妬や妬み、憎しみから来た行動だと言えます。

こんな内容の作品を三浦綾子さんは沢山書いているのです。
『塩苅峠』も最後主人公は暴走する列車を止める為に自分の身体を下敷きにして列車を止めるのです。

皆さんも、もし興味がありましたら読んでみてはいかがでしょうか。
かなりヘビーな内容なので覚悟は必要かも知れません(苦笑)

そんな三浦綾子さんのエッセイからちょっと拝借しました私のなんちゃってエッセイです。

三浦綾子さんの様なお話しは書けませんが、これからも私なりのなんちゃってエッセイを書いて行きたいと思います。

また、お付き合い頂けると嬉しい限りです。
三浦綾子さんは、本当に素晴らしい作家さんであると思う今日この頃なのです。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。


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