パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第304章 写真

翌日の夕方、スマホケースが届いたのです。
今回はシンプルにブラウンの手帳タイプにしました。

前回使っていたスマホケースを外して新しいのにはめ込んでいきます。
私、スマホケースに診察券などを入れているのです(笑)

そして、何気にポケットの部分を見たのです。
すると、そこにはモノクロの写真が数枚出てきました。

両親と私が5歳の時の写真でした。
とても、懐かしいなぁ。

そう感じたのです。
父はまだ20代前半でしょうか。

ちょっとダボっとしたスーツを着ていました。
母は18歳の時の写真で満面の笑みを浮かべて映っていました。

この3枚の写真ですが、私は肌身離さずに持ち歩いています。

お財布を買い替える前はお財布にこの写真を入れていたのですが、今持っているお財布は三つ折りの小さなお財布なので入らないのです。

なので、いつも傍に置いてあるスマホケースの中に入れる事にしたのでした。
写真を見ると懐かしさが込み上げてきます。

私が5歳の時のこの写真の記憶があるのです。
母の日のカーネーションの飾りを胸に付けて映っているのです。

父と母に愛情をいっぱい受けて育った時でした。
決して裕福な暮らしではありませんでしたが、本当に幸せな時でした。

クリスマスになると父はプレゼントを買ってくれ、どこから持ってきたのか分からないのですがクリスマスツリーなどを調達してきたのです(笑)

そのツリーに姉と一緒に飾り付けをしたのを覚えています。
そんな思い出が蘇る写真です。

そう言えば、毎年大晦日になると父は私と姉を連れてデパートに行き、洋服などを大量に買ってくれていました。

クリスマスが近いのでこんな事を思い出したのかも知れません。
両親には感謝の言葉しかありません。

産んでくれてありがとう…そう、思っている今日この頃なのです。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。