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生きること、思うこと
第306章 恋愛事情

過去の責め苦とは亡くなった彼氏さんに対しての私の想いでした。
この過去の責め苦から解放されない限り、私は新たに恋愛ができないと思ったのです。

心のどこかで私が彼氏さんを殺してしまったのだとずっと思っていました。
でも、そんな事はなかったのです。

それは、亡くなった彼氏さんも思っていたことだと思います。
Oさんは基本とても優しいのです。

そんなOさんを私は嫌いではありませんでした。
ゆっくりとセックスをして、やがてOさんはフィニッシュを迎えます。

私の身体の奥深くへと精子を放ったのです。
Oさんも私もとても満たされた状態でした。

優しくOさんは私にキスをしてくれました。
そして、こう言うのです。

「さ、シャワー浴びておいで…」

私は頷くとシャワーを浴びに行きました。
シャワーから上がるとOさんは服に着替え終わった頃でした。

その時です。
Oさんの携帯が鳴ったのです。

どうやら、仕事の電話の様でした。
Oさんは私にこう言うのです。

「美月、ごめん、仕事の電話だった。また直ぐに行かないといけない…」

何と、慌ただしい事でしょう(笑)
しかし、実に絶妙なタイミングでの電話だとも言えます。

私はOさんに両手を広げてハグを求めました。

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