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それぞれの後編
第2章 身代わり妹〜第二章〜【変化】
最初、ここへは俺1人で通っていた。
美優の母親は、”美姫に会いたい、”美姫を育てたい” の一点張りだった。
「美姫じゃない、凛だ!」
何度言っても、美優の母親の中では凛は美姫にしか見えない様子だった。
29年間、美姫に縋り、美姫に付き添う事に自分の生きる意味を見出していたんだろう。
美優の母親は、美姫が死んだ時のまま時間が止まっているようだった。
それでも、美優の母親だから…美優を産んでくれた人だから…見捨てる訳にはいかなかった。
優しい美優が、母親を見捨てられる訳がないのだから……。
美優の母親は、”美姫に会いたい、”美姫を育てたい” の一点張りだった。
「美姫じゃない、凛だ!」
何度言っても、美優の母親の中では凛は美姫にしか見えない様子だった。
29年間、美姫に縋り、美姫に付き添う事に自分の生きる意味を見出していたんだろう。
美優の母親は、美姫が死んだ時のまま時間が止まっているようだった。
それでも、美優の母親だから…美優を産んでくれた人だから…見捨てる訳にはいかなかった。
優しい美優が、母親を見捨てられる訳がないのだから……。